2009年4月16日木曜日

琵琶湖の春

小鮎

 桜の花の見ごろも終盤にさしかかると季節はいっぺんに走り出す。小さかった紅葉の新芽も今はすっかり一人前の顔をしてサワサワと風に揺れて、庭先は早くも緑の季節にさしかかってきたようや。
 透明に輝やく小魚は琵琶湖産の「小鮎」。3月、湖畔の芦原で産卵のためにせってくる「もろこ」が早春を連れてきてくれるのに対して、「子鮎」は桜が花びらを散らす4月~新緑の5月をオダイドコ(台所)へ運んでくれる。