2010年3月28日日曜日

六角通

買い物ついでに見つけた景色
  
 昨日はお祝い物を買いに母と六角通り方面へ出かけた。冷たい風、そやけど春の日差しが心地よいので家から往復歩くことに。
 烏丸六角。六角堂を通り過ぎようとしたら、境内でみごとに咲いた枝垂桜が目の中に飛び込んできた。はんなりと風に揺れる様にしばしうっとりしてたら、写真家のN氏とばったり。あれっ!いやーこんにちわ。ご無沙汰で
 道々でこんな場面に出くわすこと、京の街中では珍しいことやない。短いご挨拶を交わして、六角堂をあとに歩いてたら、母が「ほれ、これ、見とうみ!」まあ、おもしろいお茶屋さんのディスプレー。宙に浮いた急須、お水はどこから流れてきてるのん?
さらに歩いてると、今度は昔ながらの自転車屋さん。屋根の上にレトロな自転車が乗ってるのを見つけて、顔を合わせて押し笑い。退屈することのう、目的のお店にたどり着いた。

追記:帰りがけ、またばったり今度は車に乗ったN氏と会うた。またお母さんと桜見物のときに持っていってください。と頂いた写真集には美しいに切り取られた京都の桜名所が満載。

2010年3月22日月曜日

両足院(建仁寺塔頭)

御茶処 宇治田原 からご案内メールが届いた。
建仁寺さん、身近にありながらなかなかじっくりと行くことはないところ。
これを機会に行ってみよか。。


四国では桜が開花との便りもありました。京都の桜の開花ももうすぐ?でしょうか。いえいえ、今年の京都の桜は、昨年よりもやや遅くこの両足院さんの催しに合わせて、満開となるでしょう。


皆様お誘い合わせて、春の京都にお出掛け下さい。

京の茶歌舞伎とかいらしもん展
桜の花が咲き、都をどりが開催されて京の街がいっそう華やかな空気に包まれる頃お茶と可愛いものを楽しむ会を開催致します。

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日時
2010年4月10日(土)、11日(日) 10時~17時
11日は両足院毘沙門天堂前にて、手作り市『寅市』も開催

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場所
建仁寺内 両足院
京都市東山区大和大路四条下る四丁目小松町591
【地図で確認】
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料金
拝観のみの場合 500円
茶歌舞伎体験/煎茶 2,500円 ※時間予約可・参加の方は拝観料無料
遠州流壺中庵お茶席 1,000円 ※参加の方は拝観料無料
茶歌舞伎とお茶席・ご予約 3,500円 ※時間予約可・参加の方は拝観料無料


茶歌舞伎(ちゃかぶき)とは?
茶歌舞伎は、鎌倉時代末期から行われていて、お茶の産地や種類を飲み当てる遊びです。(茶香服、闘茶とも呼ばれています。)
宇治茶師、かねまた五代目当主による体験会では、『桜の講』という煎茶の茶歌舞伎に挑戦していただけます。
初心者でも気軽に楽しめるうえ、宇治茶や茶歌舞伎に関する面白いお話もありますので、伝統あるお茶の遊びに興じながらお茶にも詳しくなれます。
(入場時間10時、12時、14時、16時)
かいらしもん展同時開催
また別室では、可愛らしいもの達を展示した『かいらしもん展』を開催。
京都の伝統文化が活きる小物や、作家作品、乙女心がワクワクする、愛らしさいっぱいの品々をご覧頂けます。展示品の一部は『寅市』にも出店しています。
名刹・両足院の名園を前に「お茶席」も
会場となる両足院は、建仁寺内の塔頭で、普段は座禅体験や特別拝観時のみ公開のお寺です。貴重なお寺の拝観もでき、開催日両日は見事な庭園を臨む茶室にて、遠州流壺中庵堀内宗長先生によるお茶席の、お抹茶とお菓子も楽しめます。

主催/『茶歌舞伎とかいらしもん展』実行委員会
http://www.shinise.ne.jp/chakabuki/

春の光

ひなたぼっこ 開始

ア~ エエキモチヤナー 
ムーンの顔がそう言うてる。
春のお彼岸、今年も眩しい陽射しを連れて来た.

2010年3月16日火曜日

旅 ③

土産①
 半月以上も過ぎたというのに未だ旅の続き、、。

 温泉津は焼き物でも栄えたそう。はんど と呼ばれる焼き物は水まわりの生活用品として焼かれて全国に出荷されていたのや。
 温泉街の道端に大きなカメを並べた店に入ってたのは、20時過ぎの列車で温泉津を発つ時間つぶしに通りを歩いてるときやった。時間が止まったような店内。曇った古いガラスケースのなかを覗いてて見つけた径10cmほどの片口に目が止まる。いつ張ったか判らへん、薄茶色に色の変わった値札のシールが剥がれかかってた。聞いたら、河井 寛次郎のお弟子やった人が温泉津で焼いたものでね。と、店主(89歳のおばあちゃん)が奥から出て来て答えてくれはった。きれいな色、お土産に包んでください。はい、ありがとうございます。どこから見えました?はい、京都です。今から電車に乗るんですけど。ええ~!今から何処へ行かれる?萩です。それなら駅まで車で送ってあげましょか?は?どなたが?ニコっと笑いながら ワタシが。えっ~!!運転なさるのですか? はい~。
面白かったな、あのときのおしゃべり。今頃になって思い出してもニヤッと顔が緩んでしまう。きっとこれがひとり旅の醍醐味。。 

2010年3月7日日曜日

旅 ②

温泉津の町並み

 温泉津の温泉街には、土産物屋がずらりと並らんだような温泉街の雰囲気がない。蛇行した細い一本道の両側に町家がきっちり並んで建ってて、こんな小さな谷筋の町やのに神社やお寺がたくさんあるのとこからは、石見銀山で栄えた町やったことを物語ってる。

龍御前神社


惠珖寺


惠珖寺本堂の梁 獅子・象の彫り物







槙の古木 樹齢は?



 
 

2010年3月3日水曜日

 旅 ①

島根県 温泉津


 電車を乗り継いでおよそ5時間。無人の駅舎に降り立つ。旅に縁遠い日常を送ってるもん(者)にとってはまさに、井の中の蛙が突然外の世界に放り出された感がある。
 
 中世から湧き出る温泉のある港町「温泉津」は、石見銀山の外港として栄えたという歴史を持ったコンパクトにまとまった町。両側に迫る巨大な岩山を切り開いて敷地を広げていったのやそう。谷筋を沿うようにして艶やかな赤い瓦屋根の家が肩を寄せ合うように並んでる。
 
 この小さな温泉町が、石見銀山の世界遺産登録のお陰で2年ほど人で湧いたそう。にわかに起こった波は必ず引くもの。。温泉津のこれからを考える集まりに呼ばれて来た自分のお話できることは何なのやろか?お湯につかりながら何とのう想いをめぐらせた。
 
 それにしても、やっぱり本物の温泉は体の心からポッカポッカとあったまる。家の浴槽に〇〇の湯の粉末を溶かして入ってるのとは大違い!洗面器預けて、毎日入りに来たはる地元の人は羨ましいですね。て言うたら、そうね。ええよ~ここのお湯は。肩のここらへんが、スーとするよ。一日の疲れがとれるよ。と答えが返ってきた。背中流してあげよ。ほれ、ここに。タワシで背かなをこすったげる。と促されて、亀の子タワシに石鹸つけて、ゴシゴシこすってもろうた。ちょっとヒリヒリしたけど、なんとも親切なこと。歴史ある温泉地のおもてなし。お風呂で見知らん人の背中流すやなんて京都ではまず無い。