2010年6月24日木曜日

夏支度終える

建具替え

 
 一昨日の天気予報では大雨にもなりかねへん情報にやきもきしながら建具替えの日を迎えた。
そやのに、そやのに、午後1時頃から予定してたその頃には陽射しまででて!!
 きっとこれは東京から秦家の建具替えのため、はせ参じていただいたK君(その会社上司の方)の心意気やら、出先の仕事場に鍵かけてまで来ていただいたOさんのやさしさに天が応えてくれたのか。。
 
 大きな籐筵も三人で拭いたらあっという間。なんとも楽に夏支度をすますことができた。
「あー、なんか、この木の板を拭く感じがいいです。。。」東京でマンションでの1人暮らしをしているというK君の言葉が心に残った。
 お二人とも、ありがとうございました。感謝

2010年6月23日水曜日

庭の袖垣

何年ぶりの新調?

物心ついたときにはもうここにあった。ワラビ縄が切れてきたと締めなおしをしたり、風化しはじめた部分にくろもじを足したりと先代が修繕してるのを傍で見てたお陰で、専門的な固有名詞も身近な言葉としておつむ(頭のこと)の中の引き出しに納まってる。その古い袖垣が引退した。半世紀以上ご苦労さん。。
 竹、萩、、幾種類かある袖垣の素材のなかでも、くろもじは贅沢な素材。垣の足元から曲線を描きながら形にするのには長い枝が多量に要るのでそれだけでも大変なのやそう。材料をそろえるだけでも苦心していただいたことが窺えるのや。同んじ新しいするのやったら、これから先何十年も持つ、昔ながらの気概を受け継いだ垣にしてほしい。軒の簾や、筧やら、いつもお世話になってる竹平さん、そんな願いを聞き入れていただけてありがたいこと。
 すっきりと剪定の終わった庭先に枝の真新しい切り口も清々しい、くろもじの袖垣が光ってる。

2010年6月21日月曜日

鯛の鯛

きんきの鯛の鯛
 子供の頃、鯛のおきすき(昆布の出汁で白菜、白ねぎ、しいたけなど野菜と炊いた鍋物のこと)のときに必ず食卓の話題になった「鯛の鯛」。くるりと目らしき形に穴のあいた魚の形をした骨が出てくるとワクワクしたものや。(骨にワクワクするのもちょっと変わってるかな。。)
「鯛に鯛の鯛があるのやったら、ほかの魚にもあるのかな・・。」子供の疑問に一家で興味を持って、母はいろんな魚を買うきてくれて、あらゆる魚の鯛の鯛を集めはじめた。鯵、鯖、鰯、秋刀魚、、、。ラベルを付けて標本箱に並べてずいぶん盛り上がった。
 それで、魚を食べてるとつい胸鰭(むなびれ)の骨を取り出してみとうなる。
鮮度のええ きんきのアラを甘辛に煮付けた夕飯時、久しぶりに取り出してみた。
きんきの鯛の鯛。頭頂部分の曲線は、きんきの頭の曲線にどこかしら似てるかな。
 家庭での魚離れが言われてるこの頃、こうして親しんでみるのもええかもしれへん。

 鯛の鯛は、鯛中の鯛言うて、「めでたい鯛の中にめでたい形」と、江戸の頃から縁起物として喜ばれていたのやそう。

2010年6月16日水曜日

入梅を迎えて

青梅届く
 
 5キロの青梅が届く。梅酒に梅エキス・・。毎年恒例、夏場に向けてのオダイドコ仕事に余念のない母の助手を務める。こういうときの母は、何やしら頼もしい。はりきってる。元気、元気。

小梅の塩は順調に上がってきた。まなしに今度は梅干用の梅も届く予定。
新ショウガもそろそろお手ごろになってきてる。八百屋はんの前を通るときの目つき、このごろちょっと母に似てきたか。。

エコ100農園プロジェクト③

茄子の花、落とされる、、
 
 毎日気になる野菜のプランター。つい朝に夕に裏庭へ足は向く。
肥料を撒いて三日。2個の加茂茄子は直径が6センチを超えてきた。 ほんまにまん丸やな。どこまで大きいなるのやろか。。 思いながら根元を見たら、ん~?、、、。 

花が落ちてる。拾うて見ると付け根のとこできれいにかみ切られたようになってる。やられた!
やったのは誰? ん~、、蜂か?? 
 
万願寺の丈はあんまり変化のないまま、こんどは横にちょっと太ってきたかな?

2010年6月9日水曜日

初夏の生け花

ショーウィンドー in寺町通
 用事で出かけた帰り道、丸太町通から寺町通を下がりながら(南下することを「下がる」といいます)歩いた。西側の歩道沿いには、お茶道具の店や雑貨屋さん、古布のお店、ケーキ屋さん、パン屋さん、、といろいろな店が品良う個性を主張して並んでるさかい、なんとのう歩いてても楽しい道。ことに嬉しいのは、素敵な花器に、季節の花の入ってるのを見ることができること!花器とお花とのバランス、取り合わせは勉強になる。いろいろ思いながらのウィンドウ散策を楽しめた。
泰山木
 「あ!泰山木、、。」朝礼の日、校庭の片隅の大木に白い花の咲いてるのを見上げながら、早よう教室に戻りたいなぁ、、。そんなこと思てクラスの列に並んでた遠い昔があったな~。
下界に下りたお花はまるで天女によう。。いつの頃からかこの白い花に憧れるようになって、裏庭に植えてみたい木のひとつ。

八手
 華奢な竹に八手の葉。なるほど、こんな使い方もあるのやな。

・・・
 これは洋花。入れ方も洋風や。

 ほたる草、撫子、山紫陽花
 ほたる草、撫子か・・。これも裏庭にあると良さそうなお花やな。
 

2010年6月7日月曜日

紡ぐ

大原 手織り工房

 糸紡ぎの体験をしてきた。真綿を左手でフウワリと持つ、右手でゆっくりと糸車をまわす。そうしたら不思議、手元から真綿が糸になってスルスルと出ていくのや。
 手織りの木綿の布の風合いは、柔らこうて、やさしい。草木で染めた色合いは、透明で美しい。当たり前に昔の人は、こうして紡いで日常身にまとう布も作ってはったのやなぁ。。

 

2010年6月6日日曜日

高貴な音色♪

吉田山大茶会

 吉田神社の境内を見下ろす石段の上は地面から浮きあがったような別世界。能管と笙の音色に会いとうて出かけた「吉田山大茶会」。行ってきて良かった!  

2010年6月3日木曜日

エコ農園プロジェクト②

実が生った!
 お預かりした苗を植えて10日経った。日当たり、風通しを考えるとやっぱり裏庭がええ。ということになったものの、朝、調子よう日があたってるて思うてても、昼過ぎに見に行ったらもう陰になってる。アララ・・、日陰の家はやっぱり大変。よっこらしょ、とプランターを日向へ移動。せめて気がついたときだけでもこうしてやらんことには、、、お守りがちょっと大変。

ガクの内側がぷっくりまんまるになってきた。さすが加茂茄子の子、ほまんまにまんまるい形。

初めて見た。お茄子の葉っぱには紫色のトゲがある!!

万願寺唐辛子の苗に来たときから咲いてた花は実になった。長さ8センチくらい。最初にできたこの唐辛子、収穫の時期はいつ頃?

野菜の花、こうして見ると美しい。。。
加茂茄子の花は、これが2つめ。

万願寺はこんな可憐な花を付ける。(昨日の朝からすずめがチュンチュン裏庭で賑やかに鳴いてる。カラスが増えて、スズメが減ってきてるこの頃、すずめの鳴く朝が何やしら新鮮な感じがする。と、喜んでばっかりいられへん、どうやら可憐なこの花ねがけて塀のうえに飛んでくるようやさかい、、)

2010年6月1日火曜日

水無月

今朝の裏庭
 雨の好きなアジサイやツユクサが元気よう咲き始めた。そのなかに、このあいだ道端に置いてみたお茄子と唐辛子の苗のあるのが何やら不思議な裏庭。結局野菜のプランターは、夜露もあたるこの場所へ移したけれど、、順調に育つかな・・このやまあじさい、時間が経つほどに紅色に変わるのです。
 
七段花はガクの形が星のよう。今年は少し元気がないかな・・。

露草の調子はええみたい。白い花はまだひとつだけしか咲いてないけれど。

蕾が開いたら京かのこはほんまにあでやかな花。

 庭の様子を見てたら、ひっつき虫のムーンがプランターの角っこでスリスリ、スリスリ。白い毛並みが陽射しにあたると全身ハレーションをおこしてまっしろ。あんたは、ほんまにお外が似合わん猫や。