2010年10月26日火曜日

秋の庭先

草取り
 庭先の草取りに軍手持参で手伝いに来てくれた知人夫婦。「この庭やの。」て言うと唖然とした顔をして「草って、どこに?」「ほら、地面全体がなんかしらモサモサとしてるのわかるかな。」と言いながら2人にピンセットを渡したことがあった。そのときの2人の、鳩に豆鉄砲みたいな顔、可笑しかったな。いまだに会うとこの話題が出てしまう。
 名前も知らん小さい草。花の咲いたとこは見たことがないこの草は、わが家の庭がいたく気に入りのようでちょっと気を許すととんでもないほど広範囲に生えて、泣かされどうし。涼しいなって、適当なお湿りもあるこの時期、庭先に出る時間がついつい長うなってしまう、、。
 

2010年10月17日日曜日

出来ることから

3R 低炭素社会 拡大教養講座
 10月も半ばを過ぎたのに日中は半袖でも過ごせてしまう。庭の片隅ではまだ蚊が羽音を立ててるし。季節はずれの不思議を毎日のように感じるようになってきた。それでも、山から出てくるクマみたいに今すぐに命に関わる危機に直面することのない私やら人間にはまだまだ切羽詰った感がない、、。先週の土曜日、秦家に集まった人たちを交えてわが家の暮らしの奥に潜んでる大切としてる事についてお伝えさせてもろうた。
 お弁当を持って出かけるときは水筒にお茶をいれて行こう。こうして淹れたお茶は美味しいさかい。買い物するときはちょっとはり込むようにしよ。そうして手にしたモノは大事に扱うし、長持ちするし、飽きることがないさかい。大それた理由は二の次にして、小さなポリシーが世の中の動きを変える力になるように思うのです。。

後半は奥座敷へ移動、桂離宮の修復にも尽力された人生の大先輩から、貴重なお話をしていただいた。

2010年10月12日火曜日

比叡山 延暦寺

坂本→延暦寺→八瀬
  いっぺん、滋賀県側から比叡山へ行ってみたいと思うてた。京都市内からバス、電車を乗り継いで40分ほど。比叡山を挟んで京都と背中合わせの湖西 坂本は、苔むした石垣がすっきりと整うて流石に比叡山延暦寺麓の門前町だけのことはある。駅前からケーブル乗り場まではバスもあったけど、石垣の散策路を歩いてみることにした。老舗の蕎麦処はお昼時で大繁盛、民家の裏庭に見つけた水琴窟、ここで花筏を栽培したはるご主人に栽培の苦労話も聞いたりした。

 ケーブル乗り場傍の学校から下校途中の男子生徒たちは出会うたび向こうから「こんにちわ~」と挨拶しながら通り過ぎていくのにはびっくり。そうこうしてるうちにケーブル乗り場に着いた。ここまででも、もう十分、ちょっと旅行に来た気分やな、と母。
  山頂からの見晴らし、琵琶湖の眺望の清々しいこと。遠くに近江富士、竹生島、湖面が秋日和の陽射しにキラキラ輝いて見えた。

 帰りは、昔から馴染みある山頂からのロープーウェイー、ケーブルカーと乗り継いで京都側、八瀬から帰路についた。

2010年10月8日金曜日

庭先

秋の庭は、、
 お彼岸過ぎから、すっかり陽射しも遠のいた庭先。夏の強いお日さんでさんざん痛めつけられた苔はやっと息を吹き返し始めたけれど、同時にそない勢いづいてほしいない類のものまで元気になってくるので用事は増える。青々しいゼニ苔に酢を塗ったり、梔子の秋芽をむさぼる大きな青虫を箸で取ったり、数種の雑草のひこばえを摘み取ったり、、。
 何しろ猫の額のような地面のこと、毎日のように庭に入っては巡回してると自分の目がほんまに小さい変化も見逃さんようになってることに我ながら感心してしまう。
 「秋」て言うたら、風景も、そのなかに生きる命も、暮れなずんでいく印象があるけれど、いやいやどうして自然の営みは今、かなり忙しそう。来年の春に向けて命のバトンを繋げていくための下準備を着々と進めてるのやな~。こんな町なかの、小さな庭先で、そんなことに思いを巡らせることができるやなんて結構なこと。
 
 

2010年10月1日金曜日

繋がる人の輪

28日、29日の出来事

一昨日、建具替えを終えた。いつの頃からか、わが家の建具替えには誰か助っ人が来ていただいて体力的な負担はずいぶん楽になってありがたいこと。今年は東京から街づくりをテーマにこれから研究をするという若者も見学かねて飛び入りの参加もあって計4名の助っ人に恵まれた。

 その前日28日は料理の会には、削り節器をお祝いに差し上げた新米お母さんになったUさんが可愛い盛りのわが子を連れて来宅。料理の会への参加は難しいなったけれどまるで実家を訪ねるように遊びに。ムーンを追いかけて家の中をハイハイして回って、逃げ回るムーン、取り囲む人たちの笑い声、和やかなややこしさ、なかなかええもんやな。。家のなかにほんわかムードの花が咲いた。