2010年8月9日月曜日

お盆

六道の辻 幽霊飴

 五条通を東へ、自転車で買い物に走った。暑いとはいえ、うす曇りの今日は、あの狂うたみたいな直射日光がないだけ楽なような。風はわずかばかり爽やかかな~?そう思いつつ五条大橋のかかる鴨川を渡りながら東山の稜線を北のほうへ見渡したら、比叡山の山頂が真っ黒けの雲に覆われてた。ハハーンそうか、あっちで雨が降ってるのやな~。どおりで風が吹いてたはず。
 鴨川を越えると、舗道の両脇は陶器市のお店が並んでる。とっかかりのとこで気になる古物の出店を見つけたけど、今の目的は、六道さん(珍皇寺)そばにある飴屋はん。幽霊飴を買いに行くこと。と、自分に言いきかせて横道から松原通りへ向こうた。

松原通も烏丸通越えてわが家のあたりまで西へ来ると子どものころから馴染みのある商店街。けど、反対にずんずん東へ鴨川も越えて進んでいくと「六道の辻」に行き当たる。そこは、この世とあの世の境目なのやと祖母から聞いたことがある。五条の陶器市と六道さんはセットで夏の思い出もたくさん記憶に残ってる。どの思い出も、ちょっとうら寂しいて、こわ~て(恐い)、そやけどほのぼのと懐かしい。。。

ここが六道の辻。南側へ行くと六波羅密寺。お精霊さんをお迎えする鐘の音が聞こえてる。

辻をそのまま東へ進むと六道さん(珍皇寺)。

ちょうどこの辻に幽霊飴のお店があった。以前(というてもずいぶんと昔やけれど)からお店の場所が替わってた。たしか、祖母に買うてもろてたころは、木の桶に入った飴の塊を木槌?か何かでカンカン!!と割ったのを袋に入れてくれたはったかな~?試食用の飴は、あのころみたいに手にひっつかへんように進化してた。味は、あのころと同んなじ、やさしい甘み。