2010年9月28日火曜日

ぬかぶくろ

ただいま実験中

 奥庭を取り囲む縁の床材は、幾度かの改築のたびにこの家にやってきたもの。座敷前廊下(松110歳?)、蔵までのびた長い廊下(栂80歳?)、お便所前の廊下(台湾檜50歳?)。どの木も結構な年齢で、日課の雑巾がけのたびに、またちょっと木肌がかさついてきたな。。と気になってる。何年か前に荏胡麻油を塗って一気に艶を取り戻したけれど、もう少しゆるやかにしっとりとさせることはできひんものかな、、。そうや、ぬかぶくろ。
 使い古しの木綿の布巾をチクチクと縫い合わせて大きめの袋状にして、お米屋さんでもろうてる糠を入れてぬかぶくろを作った。床板をぬかぶくろで拭く。材木を商うたはるお家でも、常の手入れにはこれがいちばんええ。と、今でも言うたはるそうやから間違いない。
しばらくこれで乾拭きしてみることにしよう。と、実行してひと月。少し、艶がでてきたかな。。