2010年11月22日月曜日

広島に行く

広島・京都文化フォーラム ーゆったり 京暮らし 鄙の暮らしー
 20日(土曜日)、中国新聞社、京都新聞社 主催の文化フォーラム出席のお誘いを受けて広島へ出かけてきた。通り過ぎるばかりで広島駅へ降りたのは初めてのこと。お迎えいただいた車の窓から、60年前、一瞬に時計の針を止められたことを想像することが難しいほど、美しい桜の紅葉を見ながら平和公園の傍を走り抜けた。
 この日ご一緒になった、世界遺産・石見銀山遺跡の町でご活躍の松場さん紺屋を営まれていたお家のゆかりの藍染の古布を守っておられる水野さんのお2人とは待合室で一言、二言お話しただけで緊張の糸はほぐれて、土地柄の違いを超えて通ずる価値感を共有することができたようで嬉しい出会いの日になった。。
 建物の喜ぶ使いよう、手仕事のぬくもり。今の時代、経済効率抜きでは生きていくことは難しいけれど、そればっかり追いかけていては人の心は擦り切れてしまう。。。
 思いはあっても、まだまだ生かしきれていない無力さを感じつつ、しっかりと前を見て歩いてられるお2人から勇気をいただいて帰路についた。