2011年8月27日土曜日

手間入りやけど、、

お造りのけん
 お刺身をまるごと一匹や片身のまんまで買うてくる習慣は無くなってしもたけれど、大根のけんだけは出来合いのけんを口にすることはどうしてもできず、家で作る習慣が続いてる。 ウドと合わせて春の香りを楽しんだりするけれど、夏はやっぱりみょうが、きゅうり、青じそかな。
針みたいに細うに刻んだけんはシャキシャキと歯ざわり良うて、見た目にも美しいて食欲を刺激する。

 けん についてネット検索してたら以下のような解説がありました。

つまとけん
刺身にあしらわれてる千切り大根の事を『つま』そう思ってなさる方が多い。
あれは『つま(妻)』ではありません。『けん』と言います。(下の様に広義には「つま」の範疇なので間違いという事ではない)

けん、つま、辛み、この三種の「あしらい」を総称して「つま」という事もありますが、「つま」とは、端やふち、へり、を意味します。刺身に寄り添うかたちですね。ですから【妻】という字の代わりに【褄】と書いてもよいのです。
一方「けん」とは、「剣」であり鋭く細長いの意です。「三寸」長さに切って食べやすくし、また彩りや造り身の脇役としても欠かせません。大根のけんは【白髪】と献立に書くのが普通です。

大根以外にも、ウド、カボチャ、ジャガイモ、キュウリ、ニンジン、カブラなんかも使います。極千切りにして、刺身の横に剣のように立てて盛ります。(刺身の下に敷く場合は「敷きづま」と言います)

2011年8月22日月曜日

お漬けもん

おどぼ
 お漬物のことをオツケモンて言う。またそのオツケモンも糠漬けのことはドボヅケと言い、さらにこれを略してオドボて言う。盛夏の朝、食卓にこれがあるだけで幸せな気分~~

2011年8月19日金曜日

ムーン受難の日

お風呂
喜んで水に飛び込んで遊ぶ犬とは対照的に猫は濡れるのを嫌う。それを重々承知のうえで、年に一度だけムーンをお風呂に入れる。今年は今日がその日になった。

追記:今月の親子会につて、ご一緒いただいてる星野さんもブログで紹介いただいた。星野祐美子さんのブログはこちら。。

2011年8月16日火曜日

送り火の日

お見送りの朝
 最後のおちゃとうを済ませて、縁先にお供え物など仏壇から全て出して並べる。お光、お線香が絶ってしもたらお供物はまとめて近くの公園へ持っていく。川があったら、流すのやろうけど残念ながらこの時代、そんなことはできず、市が用意した白い紙箱に近隣のお供物は集められることなってる。
 今年の大文字さんは、特別な行事になるような気がする。それぞれに、思いを込めて点火の時間を待ち、静かに祈りの時を持とう。。 


2011年8月14日日曜日

流しそうめん

8月の親子会
 青竹を半分に裂く、節をかなづちで打ち砕く、足を組み立てて、5メートルはある竹を2本繋げて流しそうめんの設営をするとこまで、子供たちも少しだけお手伝い。そして、お腹いっぱい、そうめんを食べた! 

 毎年、静かなはずのわが家のお盆に、この賑わい。《ナニナニ、ナニガハジマッタノヤ~~~》 お精霊さんも目をまるうして、びっくりしゃはったかも。。。

 協力いただいた皆さま、ありがとうございました 感謝。。

2011年8月12日金曜日

お精霊さんのおくもつ(お供物)

お盆、はじまる
 赤紫の小さい花をつけたミソハギに、清涼感のある香りの高野槇、それに樒(しきみ)を組んで仏壇用のお花を作る。

 水鉢に浮かべた蓮の葉のうえにも高野槇。今日の夕方から15日まで、一日に2、3回は水替えのお世話をする。

 三方に蓮の葉、7種の野菜を彩りように置いてお供え。青柿、ほうずき、小茄子、ささげ、いんげん、棚落ちスイカ、さつまいもの7種類。このおくもつ(お供物)のことを「なないろ」て言うてる。

 
 今年も夕方からお精霊さんのお世話がはじまった。

2011年8月11日木曜日

ほうずき

お盆の思い出
 子供のころ、この鮮やかな色をしたほうずきがほんまに魅力的やった。袋のなかのオレンジ色の実を根気よう揉んでそっと種をだして水で洗う。口の中へ入れて、穴の部分を下唇に当てながら上の前歯で中の空気をムギュっと押すと音が出る。上手に音を出す祖母の口元を必死になって真似ながら練習した。ムギュ!ムギュ!けっして良い音やない、何かを踏み潰したみたいなけったいな音。口を動かすたんびに、ちょっと酸っぽうて、青臭~い味もした。
なんで、あんな夢中になれたのか。。。
 ほうずきは、お精霊さんのお供え物につきもの。

2011年8月9日火曜日

伊賀の里

土楽
 稲穂をもたげはじめた青々とした田んぼの合間に佇んだ家々。ミンミン蝉の声、水音。日曜日、京都を離れて伊賀の里に行ってきた。「ええなあ~」、外から来たモン(者)はそう思うもの。何かと窮屈なトコに住んでるとそう思うもの、、。便利さに慣れきったモン(者)が生きてゆけるわけはないことは分かってても、のどかな景色を見るとやっぱり「ええなあ~」て思う。
 
 伺うたところは「土楽窯」。敷地内にショールームもあるけれど、必ず事前予約が必要
 大きなものは無理やったけれど、ひとつ目のとまった器があったので頂いて帰ってきた。これは友人の誕生日プレゼント。いつか、この窯元の土鍋がほしいな。
 
 小さい山の道なりに赤い鳥居に誘われて坂道を登ったら蝉時雨が鼓膜を襲うてきた!
 道端の雑草まで気になる。 
 そこに人の暮らしがあってこそ、周りの自然の風景もやさしい。。
 このワンコが愛らしい!!秋田犬?は窯元を守ってる番犬。

2011年8月8日月曜日

立秋

紅葉葵
 8月に入ると裏庭にこの花が咲く。一見大仰な花やのに、こうして生けると
意外にお行儀ようしっくりとおさまって見えるものや。
 暦は早くも立秋。。真紅の大輪、濃い緑色やけれど涼しげな葉のこの花は、この月の玄関に映りもよい。と、母ともに自己満足。 

2011年8月7日日曜日

ムーン-2

猫に鰹節
夕飯時、母が鰹節を削りはじめる。「さあ、来るかな~」「来る、来る、絶対来る。」そして数秒後、「ほーれ、来た、来た、いやしんぼ。」「はい、手が出るぞ。。」「ほれ、出た、出た。」

いっかいは撮っとかなナ。。そのポーズ。 そう言いながら撮ってるこっちをチラッと見るあたり、君、ほんまに猫ですか?

2011年8月2日火曜日

今年もはじまってますが、、

ムーンの蝉取り
縁側に佇んで何してる? あー、セミがいるのやな。

どうやら、紅葉の木の枝にいるらしい。。

何分も、同じ姿勢でじっと見てるけど飛びついて捕ってやろうというほどでもなさそうで、ときどき、足元がカクンとなったり、あくびをしたり、いままでと様子が違う。12年目の夏、ぼっちり老成の域にさしかかってきたんかな。

ナニ、サッキカラ ミテル? そんな目。かなり迷惑そうな、なんとも変な顔。

これにめげず、さらに近づいたお邪魔虫、とうとう真上からカメラを向けたけど、完全に無視。集中してました。。 

2011年8月1日月曜日

夏の行方は??

涼風 続く 今年の夏
 各地、今年の夏はどんなふうなのやろか。 京都ではと言うてよいのか。。わが家ではというほうが適切なのか、、とにかくスー、スーと爽やかな風が吹いて扇風機もほとんど出番がないほど。こんな毎日が続いてると、裏庭の片隅でコオロギも鳴きだしそうな気がしてしまう。
 カレンダーをめくりながら、「そやな、今日から8月なんやな。昨日、ようやっと祇園祭も終えたとこ。愛宕さんの千日参りも終えたとこ。大文字さんは、半月先にやってくるのや。」と、思い直した。