2011年2月20日日曜日

内祝

進化する和菓子
 先月、七日正月に生まれた男の赤ちゃんの内祝が届く。このところお手伝いでお世話になってた女性が次々に結婚。お母さんにならはったのもこれで2人目。おめでたいことはいくつ続いてもええもんや。
 箱の形状からしてこれは昔ながらの日本のお祝いの形、薯蕷(じょうよう)のお饅。丈夫にすくすくとええ子に育ちますように。。小豆には邪気祓いの願いも込められてる。こんなまっとうなお祝い返しをいただくと、何やしらホッとする。
金銀の水引の下に整うた筆の運びで「内祝」「十勲」と書いてある。「十」はこの子のお母さんの名前からひと文字とってつけたと聞いてたけれど、あらためて墨で書かれた漢字を見て、ええ字、ええ名前。「こんなふうにお祝いしてもろうて幸せな子やな。」しみじみ母がつぶやいた。
 
 そして、蓋を開けてみたら、あ~?てっきり紅白のお饅が2つ並んでるて思うたらこれ何?ロールケーキ?。いいや、色は白色。けど、スポンジケーキやのうて、ちゃんとまともな薯蕷。カラフルな断面も漉し餡でできた今様のお饅やった。手にとってみるとずしりと餡子の重み。
こんなとこでビックリどんでん返し!!