2013年2月16日土曜日

すっぽん鍋

本日、料理の会

 

 2月の美味しいもの。やっぱり、お鍋。それなら、かしわのスッポン鍋にしますか。お酒で煮きることでスッポンのクセを飛ばす調理法を応用したことから名づけたオリジナル鍋。けれど、同じなら、本物のスッポンで作りたいです!ということになった。
 いちから料理するのは初めての面々。まず、捌かれた生々しい素材(さすがに捌くのは、錦市場のプロに処理してもらう)をバットに並べながら、肉をつまみながら、ウワー~、 亀や。。。
 ハイハイ、そしたら湯引きして皮を剥く下処理をしましょ。サッとお湯を通すと、おもしろいようにくるりと表皮の剥けるのを、ワワワ~、剥ける、剥ける。と、静かに興奮。お酒と薄口醤油でひと煮立ち。水を加えたら、丁寧にアクを取って土鍋に移す。
 
 コラーゲン。明日の肌が楽しみと、女性陣の食欲の目的はちょっと別方向に傾いてたけれど、おかげで最後の雑炊まで、一滴のスープも残らずきれいに完食。
調理から食べ終わるまで、こんなエキサイトした料理の会は初めてのこと?

2013年2月1日金曜日

節分のお干菓子

おたふくさんと金棒

 
飾り気のない紙箱のふたを開けたら、プ~ンと香ばしい豆さんの匂いが立った。節分が近づくと、このお干菓子を買いに走る。
「もう、おたふくさん、作ったはりますか?」
「はい、ありまっせ。どうぞ、お越しやしとくれやす。おまちしてまっさかいに。」
 豆さんの香りいっぱいのおたふくさんのそばに、有平糖(ありへいとう)で出来たねじり棒を添えたら、はい、これは鬼さんの金棒や。
これが、そのまま、鬼の顔をしてないとこが、作り手の腕のみせどころ。『見立て』の妙が潜んでる。
 このねじり棒、ようよう見るとねじれ方が不揃いなとこもええなと思う。熱い飴を細う伸ばして、キリキリとねじって作らはったのやろうな、想像するだけで温かい気持ちになってくる。