2013年9月18日水曜日

建具替え

やっぱり、ホッとする
 各地に大変なダメージをもたらした台風が過ぎ去ったら、にわかに涼しさが舞い戻ってきた。今年は例年よりもちょっと早まったけれど朝から建具替えをした。
研究室の教え子を引き連れて手伝いのボラインティアを名乗り出てくださっているA先生は、もう何年助っ人の名乗りをあげていただいているやろう。すっかり要領を得ていただいてるので安心してお任せすることができて、ほんまに助かる。感謝やな。
 2人の学生さんと先生、そして私と母の5人もいたら2時間もかからずにすっかり冬の室礼(しつらい)に戻すことができた。畳、襖、障子に囲まれた室内、「いやー、やっぱりいいですねぇ!落ち着きますねぇ。夏は夏で、いいですが、やっぱりこっちがいいですねぇ。」と、一息ついて熱い番茶を飲みながらA先生がおっしゃった。まったく同感。毎年、毎年、建具替えをすませたら母と2人で言ううてるセリフ。
 さてさて、明日は9月の御祈祷。午後からは供物に必須のザクロ、紫苑のお花、仏さんのお花の準備に自転車で走る。床の間に祭壇の準備、夕飯後には、餅つき機を出してきて二合のお鏡さんとおけそくさん(仏さん用の小餅のこと)を作って、今日は朝からフル回転の一日になった。
蔵から襖を運び出すときはぶつけないように慎重に運びます。
前後左右、手元、足元に神経を集中させて中腰になっての移動は慣れていないと難しいのです。
籐筵は巻きながら裏側もしっかり汚れをふき取ります。

室内に入ると鴨居や柱などの障害物があるので、ますますゆっくりと丁寧に運んでいただいていました。